2024梅仕事⑥梅を干す

初めて梅干しつくりにチャレンジした2024年。


6月~7月に3パターン(合計2.2キロ)の梅の塩漬けができ、
7/30にタナカファームさんの赤しその塩漬けを投入 ⇒ ★2024梅仕事⑤赤紫蘇

(梅関係のトピックスは「梅仕事」のラベルをご覧ください)


その後、干した時のことをアップしていませんでした。
2025年の梅仕事を前に、おさらいしながら綴ります。






2024.9.28



憧れの梅干しつくりは、塩分、容器、重石、漬け方、紫蘇、干し方、保存、、、 
行程ごとに、わからないことばかりでした。

調べると作り手によっていろいろで、
昔ながらのやり方派から、いろいろ省略しても大丈夫派まで、
ある意味、基本を押さえればどうやってもよいような、

その「基本」がわからないのでその都度調べつつ、
やりながら「塩梅/あんばい」を探るよりほかないことをたのしむ境地。







梅干しつくりの最大のハードルは「土用干し」でしたが、
必ずしも「梅雨明けの、晴天が続く日」にこだわる必要はなく、
9月になってから干してもよいし、連続して干さなくてもよいとお聞きしたのが、
重い腰を上げる決め手でした。


無事に干せれば「梅干し」、
もし晴れ日と在宅のタイミングが合わなくて干せなければ「梅漬け」でもよし、

そんな気持ちで臨んだ初めてのチャレンジは、
9/6~ 何日かに分けて無事にお日様にあてることができ、
無事に正真正銘の「梅干し」が出来ました。






2024.9.6



ご覧のとおり、干すための「ざる」のことも、悩みのひとつでした。

梅干し用の大きいざるは持っていません。
縁のもので巡ってきたらいいなと思いながら、ひとまず手持ちのざるを使うことにしました。

少量仕込みとはいえ全ての梅を一気に並べるには面積が足りないので、
2回に分けて干すことにして、ひとまず大玉南高の2瓶を先に仕上げます。




梅のサイズと塩分違い。
それぞれ紫蘇と梅酢に取り分けて、みんなお日様を浴びてもらいます。






「数日間干す」を2サイクルやるのは手間と日数がかかりますが、
ざるを置く台が狭いので、結果的にはこれでよかったです。
(全て終わるまで天気に恵まれることを願うばかりでした)




そして大玉を干してみると、後に干す予定の小玉は、
間違いなく手持ちのざるに乗り切らないことがわかり、、、 さてどうしよう、、、 


思案した末、「まきす」を使うことにしました。

手持ちに加えて買い足しましたが、これなら使わないときの保管にも困りません。
何より、平らなのがいい。




2024.9.24


下も風が通るよう、あれこれ駆使して浮かせます





朝に並べて、昼に返して、夕に取り込む


曇りの日は瓶の中に戻し、また晴れた日に、ほどよく乾くところまで







手間はかかりますが、出したりしまったりする梅の実の
可愛らしさ、いとおしさったら…


ままごとみたいな少量仕込みだからかもしれません😚







これは僅か、小瓶に入る分だけ、
紫蘇を入れない「白梅」状態で仕上げたもの









2024.10.1

すべての梅を干し終えて、梅酢にくぐらせてから
保存瓶に納め、梅仕事の完了です


最後の最後、これまた選択肢のあるところで、
梅酢にしっかり漬ける派、漬けずに干して乾いた状態で保存する派、
いろいろあるようですが、ひとまず初回はこのようにしてみました。







書いていると口中、唾液が、、
梅の香りすらしてくるような、、、

と思ったら、
目下、廊下で追熟させている梅の香りが漂っているのでした。

うっとり






さて、完成のほどについて。

梅干しは3か月ほど寝かせてからが美味しいとのこと。

その間、産直で買った梅干しを食べていて、
自作の梅干しはゆっくりと、まさに「取っておき」にしたい気持ちもありましたが、

ハッとなって味見をしたのは2月になってからだったでしょうか

うかうかしていると今年の梅仕事シーズンが来ちゃう!!


それくらい、仕込み終えてから半年がたつのがあっという間で
1月もあっという間に過ぎて、

そして今年の梅シーズンが到来しました。







2025.6.3 

まずはシロップ用の南高を冷凍スタンバイ





2024年のはじめての梅干しは、まずまずの美味しさに出来ていました。
カビさせることなく、柔らかさも塩加減も十分、上出来と言ってもいいと思います。

ただ、直前まで食べていた産直の農家さんのお味の後に食べると、
風味がいまひとつなように感じられたのは、
もしかしたら紫蘇の量が少なかったのではないかと推察しています。

紫蘇は手に入らなければ入れなくてもよいかな、と思った段階もありましたが
梅干しの風味を決めるのは、もしかしたら紫蘇なのかもしれません。


今年も産直に梅と並んで赤紫蘇が並びだし、
「紫蘇もみ」行程もしてみようか、と思わなくもないのですが、
今年もタナカファームさんのに出会えたら、そちらにお世話になれればありがたい、、、

今年はもう1パック余分に買おう、と思って売り場を覗いています。







傍らに写っているのは『暮らしの手帖』のノベルティノート


りんごだけど梅みたいで、梅仕事ノートにしました


昨年の覚え書を読み返しながら
今年のページを綴ります






2025.6.21 梅仕事スタート

梅シロップ2瓶(1キロ)仕込み
梅干し用①南高2L(1キロ)追熟







今年の和歌山産南高梅は、春先の雹害で
収穫量にもコンディションにも影響が出ているとのこと。

苦難を越えて実った梅たち。
多少の傷は気にせず、今年も梅仕事を楽しみます。

第一弾を南高で仕込みながら、このあとの地元産の登場を待ちます。

_________


そう、、
ナイショにしておきたいくらい、昨年、最も好みの仕上がりになったのは、
昨年の集大成ともいえる第三弾で漬けた地元産の、品種不明・ノーブランドの、小さい梅バージョン。
2024梅仕事④


塩は、せっかくなら、と地元産にこだわって出雲崎町海塩を。
キモチの問題ですが、地元産でできてうれしいな😊と思って食べるのがうれしい。


結果的に、ブランドや大玉にこだわる必要はなかったです。
大玉の果肉がぽたぽたしたのも魅力的ではありますが、
小玉は日々の食事でもお弁当でも、ひと粒、の塩梅も使い勝手も抜群でした。


そして風味のことを書きましたが、じつは大玉のが、いまひとつだったのです、、、
小玉のは全く気にならなかったのが不思議なところ。

でもこれは決して梅のせいではなく、私の仕込みの問題かと。
大きくて水分も多い分、初秋の日差しでは乾燥がたりなかったのかもしれないし、
紫蘇の量が少なくて風味が行き渡らなかったせいかもしれません。

いろんな意味で大玉キングより小玉ちゃんが合っているのでしょう🌱✨🐥


2025年は、大玉(南高)はリベンジの気持ちで(今年は風味よく仕上げてあげたい!)
小玉は仕込みをマスターできるように(手に入るかが問題ですが)、両方を仕込みたいと思います🌈