2024梅仕事②はじめての梅干し(第一弾/ジップロック→瓶)

「梅干しをつくれるひと」に憧れるものの、最大にして唯一のハードルは「土用干し」。

タイミングよく干せなかったらどうしよう😔問題。






ですが、だいぶ前に、気軽に少量を、瓶やジップロックで仕込めること、

干さなくても問題なくて、呼び名が「梅漬け」になるだけ、ということを知りました。
(本当は「だけ」ではないのですが)

今やネットには作り方の情報もたくさんあり、
これまたひとつのハードルとなる「赤紫蘇」も、入れても入れなくてもよい、と聞けば、、、


あとは、やるかやらないか、だけですね

ということで、今年は梅仕事①で紹介した「梅ボーイズ」に注目していたこともあり、
Let's try☆(=゚ω゚)ノ 


🌞梅の塩漬けを「梅干し」として仕上げるために欠かせない「土用干し」は、
もちろん、するに越したことはなく、お日様の殺菌効果で保存も安心ですし、
食感や実離れ、香りがよくなったりと、いいこと尽くしのようなので、
最終目標はそちらにするとして、
まずはひとまず、やってみる、を大事にしたい第一回目🌱


梅干しマスターからは、干すのは「土用」の頃にこだわらなくてよい
ともお聞きしました。 これで更にハードルが下がります。


あとは、その日までに梅を広げて干せる大きさのざる~~
(手持ちのざるでは少々足りない)






2024.6.5



さて、梅が無農薬栽培のものだったら最高ですが、それもまたいずれ、
ということでハードルを上げず、出会ったところから第一弾に取り掛かります。


以下は個人的な覚え書きです。

すべて「今年の場合」というだけで、おススメということではないのであしからず。





①産毛をとる程度に洗って30分ほど水に浸す。
青梅の場合はもっと長く、アク抜きする気持ち。
今回はほぼ完熟なので、余計なもの出てこーい、くらいの気持ち。




②水気を拭いて、ホシを取る。
(水に漬ける前に取るレシピもありましたが、私は、
いたみやすいので梅の中に水が入らないようホシ取りは漬けた後、という進言を採用)


③梅干しもシロップも、容器の都合で500g程度で仕込みたいので、
熟したものと、青みの残るもの+傷のあるもので、1㎏の梅をざっくり半分に分けました。



④常温でほどよく追熟したら、シロップ用は冷凍して仕込みは後日。

(追熟は微調整。買う段階の状態が大事。傍に置いているときの香りは大好き。


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ここまではシロップの仕込みと同じで、いつも通りですが、
梅の塩漬けに取り掛かる前に、悩んだ事がいくつかありました。



【2024 梅漬けになるかもしれない梅干し】問題いろいろ


*塩を何パーセントにするか問題 

塩分については所説あるようですが、私は天然塩の場合はそれほど悪だと思ってないので、
減塩にはこだわらず、ベーシックな18%から始めて、ちょうどいい”塩梅”を見つけていきたいと思います。
初めてなので、まずはカビさせないことが目標。



*塩、どれにするか問題 

こだわればいろいろありますが、第一弾は手元にある天然塩で。
昨夏の思い出、京丹後の琴引の塩。


 




*容器を何にするか問題 

できればビニール系は使いたくないけれど、これもあれこれ、やってみればいいさ~🌱
第一弾はジップロックで。約500ℊ(少ない🤣 ⇒後日、第二弾を仕込むことに)






2024.6.7



*重しをどうするか問題 


500gの梅を敷き詰めたタッパーに、ちょうど入れ子になる容器がありました。
トータルで梅の倍量になるくらいのお水を乗せて重しにしました。

⇒(完熟梅の場合は、重しはなくても良い説もあり、第二段でも悩むことになります)




塩分と使う塩と容器が決まってしまえば、
あとはカビを寄せないように気を付けるという共通の問題です。

仕込み容器の殺菌や、仕込み中のカビ防止に焼酎や酢を入れるレシピもあり、
梅マスターそれぞれのやり方があって面白いところ。

(私は殺菌は焼酎かホワイトリカー、仕込みは塩のみにしました)



*漬け方問題  (あくまでも今回の覚え書きです)

◆容器:焼酎をぐるりと回して気休めの殺菌。

第一弾/ジップロック 
第二弾/ガラスの保存瓶


◆梅(冒頭の④まで済ませた黄色く熟したもの)

手持ちの市販の梅酢にくぐらせて(来年は自前の梅酢がある予定!)


①第一弾ではジップロックにポイポイ入れたのち、分量の塩を入れてやさしくゴロゴロ
(梅ボーイズのYouTubeを参照)

重ならないように平らにして、なるべく空気を抜いて、水分が漏れてもいいようにジップロックを二重にして、移動しやすいようにタッパーに乗せて、水重しを乗せて念のため冷蔵庫にイン。

(常温でもよさそうと思い、二日目からは涼しい1階の常温にしました。)




翌日には梅酢が出てきて、天地を返すのも楽々
3日目には塩も溶けきっていたので、ジップロックから瓶に移しました





2024.6.10

容積ギリギリだったので、もう少し大きい方が安心でした






かわいーーー💕😆






水面から実が少し出ているので、冷蔵庫に入れました。

更に梅酢が出たら溢れるかしら?とドキドキしながら受け皿も置いていましたが、
実がしぼんで、ちょうどよく全ての実が梅酢に浸る状態になったので、ひとまずほっ。

仕込み8日目、冷蔵庫から出して常温保存に。
かわいらしい色味も、褐色に変わっていくのかな。

引き続き見守りながら、7月の展覧会が終わったたのちに干すことを目標にします。
(やってるうちにその気になるタイプ🌞🌱🐥


追加で仕込んだ第二弾は瓶仕込みにしたため、第一弾よりドキドキしています。
次のトピックスにて。


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【保存について】

梅ボーイズによれば、天日に干した塩分濃度15%以上の梅干しは、冷暗所で常温保存できるとのこと。

塩分濃度20%以上であれば、高温多湿でなければ永遠にもつともいわれています。

干さない梅漬けの場合は、塩分濃度20%であれば3年ほど保存可能と書かれているサイトがありました。


追加の悩みとして、猛暑が当たり前になった昨今、
真夏にはちょうどよい「冷暗所」が存在しなくなる問題、もあります。


少量仕込みの場合は冷蔵庫に入れることも可能なので、悩まなくてもよさそうですが、
こんなに”手塩にかける”なら、保存可能な状態で1年分は漬けたくなるキモチ、わかります。


先日出会った梅干し歴10年以上のスペシャリストは
歴代の梅干しを少しずつ保存しているとのこと。


何年後か、大人になったお子さんへの贈り物になるのでしょうか✨🌞