キエーロはじめました

久々に covid-19関係以外の話題を。


「キエーロ」って、知ってますか?

神奈川県葉山町に暮らすご夫妻のアイデアから始まり、今では全国に普及しているという生ごみ処理システム。


◆バクテリアでキエーロ
http://www.kiero.jp/about%20us.html

試しにはじめてみたので、記録がてらご紹介します。

1枚目の画像からアレなのもアレなので、お花から。




お馴染みの「コンポスター」は嫌気性の微生物が分解するシステムですが、
都市部生活者にはハードルが高い部分が多々あります。

一方「キエーロ」は好気性の微生物の力を借りるもの。
検索すると実践や自治体の補助情報などたくさん出てくるので見てみてください。







各自治体で家庭用生ごみ処理機への補助金が出されていますが、長岡市は従来型のコンポスターの購入補助金のみ。


新潟県内では妙高市のサイトで「生ごみ消滅器キエーロ」という名で紹介されていました。
https://www.city.myoko.niigata.jp/docs/26806.html


新潟市ではキエーロと同じ原理と思われる「段ボールコンポスト」なるものが販売されています。
https://www.city.niigata.lg.jp/kurashi/gomi/recycle/namagomi/dannbo-ru.html


基材について、私はキエーロで提唱されている「黒土」を用いましたが、新潟市の竹パウダーや、きのこの菌床をリサイクルした基材も軽くて良いとどこかで書かれていました。
新潟市民の方は基材のみでも購入できます。





さて、問題は容器と置き場所。

容器は木材でDIY!
…というのは理想で、ここはひとまず、はじめてみる、を優先しました。


ホームセンターなどでプラ容器やコンテナも見てみましたが、
結局、手持ちのものでスタート。





空いてたプランター(=゚ω゚)ノ





土が落ちないように中に紙を敷きました。





コメリの黒土14ℓ@398






容器を満杯にしないことが重要。(多いと混ぜるときに溢れる)
黒土を残しておくことが重要。(生ごみを埋めたあと表面には乾いた土をかぶせておく)


早速投入します。

生ごみ画像、失礼します(=゚ω゚)ノ







みかんやりんごの皮多めでなんだかきれい。
(分解が苦手らしい柑橘系の皮は細かく刻みました)

土とよく混ぜ混ぜして、水分を少し足して(このとき忘れました)
表面に生ごみが出ていないように、乾いた土をかぶせます(最重要)





容器の左右半分ずつを交互に使えばよいと思ったのですが、
今回投入した生ごみ量(約500g)は土の量に対して多いことがわかりました。

一般的な家庭の生ごみ処理を託すには、確かに、結構なサイズの箱と大量の黒土が必要です。

やってみてわかることがいろいろことがあります。





2023/4/22 試作1号 始動


フタは、ちょうどあった波板の切れ端がピッタリサイズ。
光と空気は入るけれど雨水は入らない、という状態にするのがポイント。
片方に角材を挟んで隙間をつくってあります。
とりあえずこれで様子見。





空きプランターでもうひとつ作ります。(同じく中に紙を敷きました)
どう見ても ちっさ (-_-) と、心の中でつぶやきましたが、
最初の黒土の残りを入れての2袋目の残りがこんな感じなので、入った黒土の量は同じくらいみたいです。




しかしながら、1号をやってみてこれは早々に容器サイズの変更をすることになると思ったので、
2号についてはフタ用の波板を切り出すことはやめて、本当の簡易バージョンにしました。





2023/4/26 試作2号 始動


プチプチを角材で押さえただけ。
雨が入らず、パタパタと適当に風が抜けるのでいいでしょう。

やはり入れたい生ごみ量に見合わなくて、2/3くらいのエリアに埋めて、残りは土を避けるスペースに確保。

(これだと完全に分解されるまで、基本的に生ごみの追加はできません)





さて、初回の1号に埋めた時に、水を足すのを忘れていたことを直後に気づいて気になっていました。まだ5日しか経っておらず、しかもこのところ気温が低いのでまだ分解されていないだろうと思いつつ、あわよくば生ごみを追加しちゃおうかなと掘ってみましたところ…

…案の定、乾燥してそのまんまの皮たちが出土(-_-)
僅かに柑橘系の発酵臭がしました。


ちゃっかり新たな生ごみも追加して、よく混ぜて、お水も足して、また表面を整えて戻します。

GWの間に分解が進んでくれますように。






問題は置き場所です。

ウッドデッキで日向を求めると、景観も台無し…。
ベランダに床置きだと、今の季節の太陽の角度では容器に日が当たる時間がとても短いことがわかりました。
台の上にでも置いて高さを出せば良さそうです。


本格運用まで、いろいろ工夫が必要です。

まずはちゃんと分解された状態を見たいです✨






ひとまずやってみる、はとてもよかったです。

私はプランを考えるのは好きなのですが、実働するまでとても時間がかかります。

きちんとやりたくて。

でも今回は、何かしたかったのです。できるところから。

いつもと違う行動を心掛けている春。


大規模農業をしている友人たちからしたら、おままごとみたいなものですが
(いやホントに、謙遜でも卑下でもなく実際に可愛らしいの( ´艸`)ちんまり



かねてより、喫茶室で出るコーヒーかすをなんとか活かせないかと落ち葉と混ぜた堆肥にはトライしているのですが、もう少しなんとかならないものかと調べるうちに出会った「キエーロ」。

もしかすると雪国(低温で日照も少ない)には向かないシステムかもしれませんが、通年の生ごみ全てを分解させようと思わず、夏場の楽しみとして、冬場の休眠のさせ方と併せて、我が家に合うやり方を見つけられるといいなと思います🌈