2022.3.12~3.27
小須戸ARTプロジェクト2021+
◆展示会場/町屋ラボ、町屋ギャラリー薩摩屋、CAFE GEORG
(新潟市秋葉区小須戸本町通り界隈)
◆参加作家/浅野ひかり、長谷部優人、ノガミ カツキ、borutanext5
◆実行委員会サイト⇒ https://kosudoart.wixsite.com/mysite
小須戸地域で2013年から開催されているアーティスト・イン・レジデンス事業の2020・2021年度の成果展としての企画とのこと。
車で通り過ぎるだけで立ち寄る機会のなかった小須戸の町を、この機に初めて歩くことができました。
かつて信濃川の川湊としてにぎわったという町は、同じく湊町だった我がふるさとの、以前の佇まいとどこか似ていて、まるで時代をさかのぼるようなショートトリップ。
川べりの街はいづこも水害の歴史を併せ持ちますが、遠くに雪山を眺める土手の景色は、私にとって最も気持ちの晴れる景色のひとつ。
浅野ひかりさん作品
(町屋ギャラリー薩摩屋2階)
(町屋ギャラリー薩摩屋2階)
ちょうどご本人のお話を伺うことができました。
@asyano
@asyano
日頃も主に木材を素材とし、建具などを用いた作品を制作されるとのこと。
視覚的にうつくしい造形物ですが、この見え方・見せ方の面白さやこうなるための作家の苦心は、実作品に向き合うことでしかより一層、味わえるように思いました。
会場となっている3カ所それぞれに、その建物のことや作品、地域のことを語ってくれる方がいることがとてもよかったです。
視覚的にうつくしい造形物ですが、この見え方・見せ方の面白さやこうなるための作家の苦心は、実作品に向き合うことでしかより一層、味わえるように思いました。
会場となっている3カ所それぞれに、その建物のことや作品、地域のことを語ってくれる方がいることがとてもよかったです。
どこに置かれようとも絶対的なメッセージを放つ作品があるとして、特定の場所に由来し、その場所で味わうことにひとしおの意味のある作品に出会えるという、滞在制作(アーティスト・イン・レジデンス)の醍醐味に、各会場で触れさせていただきました。
こちらも浅野ひかりさんの「作品」です。
画像一番奥にあるのが2500年前のものという栗の木の破片で、レジデンスをきかっけに小須戸の材木店さんがくださったとのこと。
それをどうしようかと3Dプリンターで模って、、、縮小し、、、
それを型にして、ひかりさんが作ったという生チョコレート!(一番手前)
それを型にして、ひかりさんが作ったという生チョコレート!(一番手前)
とても美味しかった☆☆☆
2500年前の栗の木が、人の手を経て、こんなふうに、
物語になって、口に入るなんて。。。。
物語になって、口に入るなんて。。。。
古代の栗の木はチョコに入っていません。
でも、それは確かに、私の中に入ったと思うのです。
そういうことができるのが、作家なのだ、とも思いました。
様々な [Do] (地元のひとの、作家たちの、訪ねるひとの、関わるひとの、なりわい、成すこと)を感じたショートトリップ。
会場のひとつ、CAFE GEORGさんもとても素敵なお店さんだったし、ローカルなスーパーで買ったコロッケや、町内の豆腐屋さんのお揚げも美味しかった。この日はお休みだった酒屋さんにも、また改めて訪ねたいと思います。
町のファンをつくる、それは大変なことだけれど、
自分が自分の町を愉しむ、暮らしを愉しむ、その結果うまれるものがある、
自分が自分の町を愉しむ、暮らしを愉しむ、その結果うまれるものがある、
そういうことなのだと思います。
#小須戸ARTプロジェクト