3月16日 能登見平の鍵は持ち主の元へ

山、行きました。

新年度前にしたかったことのひとつ。
1年ぶりの登山は数年ぶりの弥彦山。

山頂の奥宮に初詣。




表参道ルートは(今の私の脚には)厳しいと思われ、海側の裏参道ルートにして正解。
ウィークポイントの左脚が下山時に痛みだしてギリギリでした。



眺望は春霞だったけれど、気持ちは晴れ晴れ。

すれ違うひとと(遠慮がちとはいえ)ノーマスクで挨拶を交わすことのうれしさ。

足元には草木の芽吹きに先んじて、雪割草やキクザキイチゲ、オウレン、、、
春を告げる花たち。




残雪に間に合ったのもうれしかったこと。

もう雪はいいでしょと思ったのを忘れて、春山では雪だ雪だとはしゃぎます。




何よりサプライズでうれしかったのは、落とし物の車の鍵が、持ち主さんに還る現場に遭遇したこと。

すれ違った登山者さんたちが話題にしていたので、我々が休憩しようと立ち寄ったベンチの上にあったその鍵は、何人もの登山者が本人に見つけてもらえることを願ってここに置かれているものと思われ、、、 落とし主がここより上に居るのか下に居るのかわからないので、我々も置いて行くしかないね、ちゃんと見つけてもらえるといいね、と思っていたところ、、、


ひとり登って来られた方に声を掛けてみるも、該当せず。

しばらくして、また誰か登ってくる音がするので覗き込んでみると、、、


☆☆☆∑(*゚д゚*)☆ この方!!


私たちが登る時に連れ合い様と下りて来られた年配のおとうさん。

顔は覚えてないけれど、上着の色が私の好きな色だったので、
今は腰に巻いておられたけれど遠くからでもわかりました。


登り返してこられたのならこのひとしかない!!


待ちきれず前のめりに尋ねます。

「鍵、落とされた方ですか!?」


ビックリ顔で頷くおとうさんヾ(≧∇≦*)/ ヤターーー☆☆☆


関係者の皆様、鍵は無事に戻りましたーーー☆☆☆


私たちが居なくても、おとうさんはこの鍵を見つけたと思うけれど、
一緒に喜ぶひとがいるのも悪くないよね。

駐車場で待っているであろう連れ合い様に一報して下っていかれました。

鍵の行方を案じた皆様を代表して一番うれしいところに立ち合わせていただき、
晴れ晴れと、うれしい安堵の気持ちで下山することができました。

山の神様に感謝。






霞みの向こうにはこころのふるさと妙高山



それにしても健脚のおとうさん。

探しに戻らないわけにはいかなかったと思うけれど、
私の方が断然ヨワヨワ脚なのはわかっているけれど、

「どうぞ気を付けてゆっくり下ってください」と言わずにいられなかった私に、
ポケットから飴ちゃん、くれました(⁎˃ᴗ˂⁎)




チェルシーのバタースカッチ

これも大好きな味
好みが合いますねぇ( ´艸`)


子どもの頃の家族旅行に母が用意するおやつは毎度変わらぬ定番で種類が限られていたのだけれど、だからこそ思い出に刻まれていて、お煎餅なら「梅の香」、洋物?は「源氏パイ」、飴は純露か、カンロか、チェルシーのバタースカッチ!(四角い箱のバージョン) 


見知らぬ山のおとうさんのポッケから出てきた思い出の味。

うれしいなあ。。。

次回登山のお守りに、ありがたく。





越後平野が水鏡になる頃にまた来れるかどうか



この日の夜に福島県沖の地震があり、、、
いろんなことが紙一重。

平穏でない日常となった各地に向けては、一日も早い暮らしの復旧と平和の回復を願うばかり。


日々、いろんなことがありますが、大局や本質を理解することを心掛けたいです。

こころ自由に、身心が健やかであるための要素を大切に。

健やかで、おおらかで、穏やかなひとから伝播するものを信じています。