『フレデリック』

『フレデリック』 レオ=レオニ(好学舎 / 訳 谷川俊太郎)
~ちょっと かわった のねずみの はなし~




 
このところ「野ねずみ」を気にしていたら、Oh☆これはまさに野ねずみのお話でした!


というのも手元にレオ=レオニの記念切手があり、”さかな” の『スイミー』は読んだことがあったのですが、”ねずみ” の方は読んだことがなく、どんな物語なのか気になっていたのです





3月中旬の新潟中央郵便局ではまだ販売されていました

『フレデリック』は左列の中段・下段の2枚で、
他のねずみは『アレクサンダとぜんまいねずみ』という別の本の挿絵、
そちらは家ネズミのおはなしのようです




早速借りて読みました『フレデリック』
可愛い5匹の野ねずみのおはなし


かわいいのですが、深い、、、!!


と、読後しばらく思っていたのですが


気になる部分の解釈を求めてちょっと検索してみたら、まあフレデリックについてもの申したい人のレビューがたくさんあること


私が気になったのはフレデリックがなまけものかどうか、というところではなかったのですが、そうした様々な感想に触れながら思うに



これは、ものすごーーーく素直に読めばいいのではないかな? と



谷川俊太郎さんによる、レオ=レオニの魂をのせた和訳

行間を深読みするのでなく、
コラージュのような絵を、色彩を、余白を、ひとことひとことの日本語を

そのままに、たのしめばいいのではないかなと、


そう思って読み返したら


なんてわくわく


最後のページの、なんていとおしい

フレデリックも、4匹の仲間たちも!



大切なことは全て描かれ、言葉にされていました



レオ=レオニの『スイミー』も、もう一度読もうと思います