熊本県は水俣の無農薬栽培の甘夏みかん
サイズはまちまち、擦り傷やでこぼこのある皮にはがんばって育ってきた様子を感じます
注文用紙とともに送られてくる、表紙のとっても素敵なニュースレターや、箱の中に添えられた生産者さんの紹介を読むにつけ、愛おしさいっぱい
「実」はフレッシュでいただくのが好きですが、「皮」はジャムのように煮て保存して、ゆっくりといただきます
高田の café でお出ししていたショコラケーキに入れていたのはこの甘夏のピール
私の実家では、長岡市在住の映画監督・小林茂さんと亡き父とのご縁で、何年も前からこの水俣の甘夏みかんをお取り寄せしています
新潟水俣病の舞台となった阿賀野川流域に生きるひとたちの暮らしを追ったドキュメンタリー映画「阿賀に生きる」(佐藤真監督)の撮影を担当した小林茂さんは、それより前の学生時代から熊本の水俣病患者を支援する活動に携わってこられたのだとか
そのつながりから長年、注文を取りまとめて共同購入し、配達までしてくださっていたのですが、それはなかなか大変なことで、昨年からは個々に直接、私は母と一緒に注文をするようになりました
これまでは実家のひと箱をシェアさせてもらっていたのですが、それではあっけなく食べ終えてしまうので(特に実家)、今年はそれぞれでひと箱。我が家には少し多い気がするのだけれど、さしあげたいひとの顔を思い浮かべながら、タイミングよく会えた友人たちにお裾分けしました
休廊時は家族以外にはほとんど会うことのない日々ですが、身近におすそ分けできるひとができてきたことが、とてもうれしいです
新天地で必要なもの
リラックスできる美容室、信頼できるお医者さん、頼りになる車屋さん、美味しいパン屋さん、気持ちのいいコーヒー屋さん、親切な酒屋さん、挨拶できるご近所さん etc・・・
オフでも会える友
日頃話さないような話もできれば最高
脱線し~ました~
中でも、こういう話のできるひととの出会いは、本当に稀少です
日ごろは会えないひとにも、届いたらいいなと思って書いています