たびのそら屋

かつて上越市は高田でカフェを営んでいた時に綴っていた

ブログ「そら屋日記」に「再開のお知らせ」をアップしました

たくさんの懐かしい顔や景色を思い浮かべながら

初心に立ち返ります

学生時代、全国各地をバイクで旅する中で、

たくさんの親切をいただきました

そのひとにお返しすることができなくとも、
次に出会った誰かにお渡しできるように

遠い空の下を思いながら

今度は自分が誰かの旅の空の下になれますように

そう願って始めた「たびのそら屋」でした

結果的には、いつになっても私の方が

惜しみない親切をいただくばかりでしたが

尽きせぬ感謝を胸に、

またささやかながらできることを営みたいと思います

営業形態はカフェであれ、ギャラリーであれ、根底にあるのは

旅のひとも、土地のひとも

元気なときも、そうでないときも

ひとりでも、だれかと一緒でも

季節の移ろいを感じながら

ホッとひと息ついてもらえるような場を営みたい

ということです

アートシーンにおいて何ができるかについては未知数で
大それたことは何も言えませんが

まずはよき風の吹く、健やかなる「場」が在ることに
つとめたいと思います

引き続き、あの街角に灯りをともし

この町に、この場所が残ってよかったと思ってもらえるように

私たちが、この町に暮らすことにしてよかったと思えるように

あの建物で、何が繰り広がるのか
どんな出逢いが巻き起こるのか

ワクワクして臨みたいと思います

今年初めて実家の庭に自生した

黄色いほうずき

夏からほとんど草取りができなかったのですが

むしろそれが幸いした様子

いつの間にか生え、育ち、

いつこぼれ落ちたのか、芝生の上で

美しい葉脈のレースから、ぷっくりと熟した黄色い実が

透けて見えるようになっていました

予定外の実りのうれしさ

感動が生まれるときは

そういうものだと

教えられたような気がします