『ガンバとカワウソの冒険』

「薮内正幸 展~ガンバとカワウソの冒険~」
アクアマリンいなわしろカワセミ水族館 にて




『ガンバとカワウソの冒険』は子どものころ大好きだった物語
ガンバの冒険シリーズの最終章

高校時代以降、河川をめぐる環境問題に関心をもつようになるのですが、それ以前の最初の出会いがここにありました。

小学生当時の私には、主人公が小さい動物たち、というのがよかったのだと思います。







記憶はすっかりおぼろげで
どんな話だったっけ?と展示に見入りました。




そうそう!
ヨイショにイダテン!
イカサマ、シジン!



冒険がはじまります




このシリーズの著者・斎藤惇夫さんは新潟市生まれ。
大阪生まれの薮内正幸さんとは同い年で、福音館書店で同僚だったとのこと。




動物たちが踊ったり腕組みしたり、あり得ない姿を実写的なフォルムながら親しめるように描けるのは、動物の「骨格」を徹底的にスケッチした動物画家・薮内さんならでは、という解説もありました↓




薮内さんの著書の数々↓




こちら↓は斎藤惇夫さんによるこの物語が生まれるきっかけの話。




全ての挿絵のパネル展示
最後の方の好きだったシーンも読むことができました。




ほとんどしゃべらない(しゃべれない?)カワウソのカモクちゃんと
口は悪いけれど熱くて男前なねずみ・イカサマ との会話







その物語の舞台といわれる四万十川を訪ねた時のことに思いを巡らせます。

源流から河口まで、川に沿った国道439号線(ヨサク)をバイクでひとり、走りました。


カワウソを探しに行ったわけではありませんが

「ドウドウ鳥」を探していたのは同じこと。


ガンバたちのように出会いを重ねながら
旅(人生の冒険)は続きます。




後日、読み返したくて実家の書棚で探したのですが、シリーズの中でこの1冊だけありませんでした。

ずいぶん前に父が、ヨーロッパに暮らす知人が一時帰国で訪ねてくれた折に、お嬢さん(当時小学生)に差し上げたとのこと。

「お父さんも三部作の中で『ガンバとカワウソの冒険』が一番好きだったのでしょう」と母。

そうであるなら、なにより。

一番必要とするひとのもとに渡ったのでしょう。




水族館を訪ねた頃は、折しも世界カワウソの日というので、カワウソ缶バッチをいただきました。(必要とするひと、だとバレましたか(照)




水族館や動物園というのは微妙なものではありますが、メッセージはしっかり受け止めました。




が、とにもかくにもかわいくて、
グッズコーナーに積み上がっていた中のちっさいやつ1匹、ウチのコになりました(。-_-。)

アレを見ては素通り出来ません。
私の前のひとも、後のひとも(両方、男のひと)マイ1匹を吟味していました。

一同、カワウソが入った包みを持つ背中ウキウキ( ´艸`)



すぴーーーー